餌の鮮度を保つ!<冷凍保存>
2016/02/12
■業務用冷凍庫
多くの方が餌として使っている冷凍ピンクマウスですが、このピンクマウスを業者さんが冷凍する際には一般家庭では実現できない超低温で冷凍できる冷凍庫を用いて実施しているそうです。ある種、瞬間冷凍に近い形で冷凍されているので、その鮮度は家庭用の冷凍庫で冷凍したものとは雲泥の差があるようです。
■冷凍しても魚は「やけて」しまう
最初の冷凍がそういった超低温での冷凍を実施すると、その後は冷凍状態を保持していれば鮮度もある程度の期間、保持していられるそうです。ところが、家庭用冷蔵庫についている冷凍庫ではそうはいきません。私の場合、海釣りをするのですが、釣ってきた魚を鮮度良く冷凍する方法を釣り船の船長に教えてもらうまで知らず、当初は魚をラップなどに包んで冷凍していたため、魚が「やけて」しまうような冷凍しかできませんでした。
■船長に教わった方法と餌への応用
釣り船の船長に教わった魚の冷凍方法というのは、「水と一緒に冷凍する」というものでした。具体的にはフリーザーバックなどに海水と魚を入れ、そのまま冷凍して氷の塊の中に魚がいるといった状態に冷凍する方法です。もちろん淡水の魚であれば真水と一緒に冷凍します。今は那珂川などで釣ったカジカをこの方法で冷凍し、鮮度良く保存しています。なんのことはない先の記事で書いた新たな餌である「ワカサギ」を保存する時、自然とこの方法を採っている自分がおりまして、これは魚以外にも応用できる!と思ったのです。
■砂肝キューブとワカサギ氷棒
用意するのは砂肝と製氷皿。砂肝を氷を作る穴というか枠の中に入るよう、また、カエルに与えることができるサイズとなるよう適当な大きさにカットします。カットした後は、製氷皿にカットした砂肝を適宜詰め込み、水を注いで冷凍庫に入れるだけです。
できあがりはご覧のとおり、ツノガエルも一口サイズの砂肝キューブの完成です。このキューブ1つをコップの中に入れた後、熱湯を注ぎ、約10分ほど待てば新鮮な人肌温度の餌砂肝ができあがります。あとはこの砂肝にカルシウムパウダーなどを適量まぶして、ツノガエルに与えるだけです。既にこの砂肝キューブを与えましたが喰い込みも抜群ですし、冷凍で砂肝が「やけて」しまうこともありませんでした。
スーパーで調達した新たな食材「ワカサギ」を冷凍する方法を砂肝 に 応 用したわけですが、ワカサギなどの細長いものをこの方法で冷凍する際には、画像のような長い氷塊を作ることのできる製氷皿を用意する必要があります。(ちなみにこの製氷皿は東京のイトーヨーカ堂で見つけたもので、カジカやキスなどの釣り魚を冷凍するのに重宝してます。)砂肝やレバーをツノガエルの餌に使っておられる方なら、一度、アイスキューブでの冷凍保存を試してみては如何でしょうか。