ベルツノガエルの旬な食材<エサ金からの脱却>
2016/02/12
■カエルは変温動物
ずいぶんと寒くなってきました。ご存知のとおり、ベルツノガエルは自分で体温を作り出すことができない変温動物です。我が家の飼育環境は「ぴたり適温2号 」をゲージの底全体に敷いているので地表の温度は26度前後になっていますが、もう少し経つと22度前後まで下がるのではないかと想定しています。カエルは変温動物ですので周りの温度に自分の体温を委ねることになり、周りの温度変化はベルツノガエルの消化器官の機能に影響を及ぼします。
■メインディッシュの変更
温度が下がるということは、ベルツノガエルの消化能力も下がるということに直結しますので、今までは何の問題もなく消化していた餌や餌の量を変更する必要性が出てきます。我が家の場合、今までは砂肝を中心に、乾燥イトミミズやエサ金(餌用の金魚)を補助餌としてきましたが、そろそろ砂肝から魚類や乾燥イトミミズなどへメインディッシュを変更していくつもりです。
■エサ金・メダカ以外の餌用淡水魚
ところで、ベルツノガエルの餌とできる魚類は基本的に塩分を含まない淡水系の魚になりますが、一般にショップで販売されているエサ金やメダカ以外に良い餌用淡水魚はないかと思案しておりました。いつものフィールディングでクチボソやモロコなどを釣ってくることも当然視野に入れていますが、そうそう釣りに出かけることもできませんのでコンスタントかつ手軽に入手できる餌とは言いがたいのが実情です。やはり現状ではエサ金に勝るベルツノガエルの餌用魚類というのはなかなか無いものだと半ばあきらめておりました。
■旬の食材でエサ金から脱却!(ただし、期間限定)
半ばあきらめてはいたのですが、とうとう見つけました!エサ金に代わる安くて手軽に入手できる淡水系の魚類を!!
その正体は「ワカサギ」です。まさにこれから冬の時期が旬の食材となる安くて手軽に入手できる淡水魚です。見てください画像に映っている価格を!何と74円です。大体、30匹程度がパックされてこのお値段です。しかも1匹1匹のサイズも丁度良い大きさの魚です。やや細長いのか難点かとも思いましたが、我が家のツノガエルに与えてみると、そんなことは杞憂であることが直ぐに判明しました。いつもの勢いでバクリバクリと3匹のワガサギを我が家のベルツノ君は美味しそうに食べておりました。ワカサギですからスーパーに出回るのは秋から冬に限定されてしまいますが、間違いなく入手しやすい餌用淡水魚であると思います。
活きた魚ではないので、残りの27匹程度は冷凍保存することにしたのですが、魚を冷凍する際に、とある方法を自然と行なっている自分の姿に、「アッそうだ。こうすればいいんだ。」と今更ながら気がついた次第です。たいしたものではないんですが、次回、そのある方法を記事にしたいと思っています。