購入するツノガエルの選定方法
2016/02/03
■ツノガエルを購入する際の着目点
日増しに暖かくなっていくこの時期は、ツノガエルのオタマジャクシやツノガエルのベビーを購入する時期として最適な時期であると思っています。
また、先にご紹介した「九州レプタイルフェスタ」をはじめ、様々なイベントが開催される中、多くのツノガエルの中から購入する個体を選ぼうとお考えの方もいることでしょう。
多くのツノガエルの中から購入する時に、どんな個体を選びますか?
今回は、ツノガエルを購入する際にどのような点に着目して、購入するツノガエルを選定すれば良いのかをご紹介したいと思います。
■着目点は斑紋のフチの幅
ベルツノガエルやクランウェルツノガエルなどの色彩(背中側)は、地の色の上に褐色の斑紋があり、地の色よりも明るい色がその斑紋を縁取っているという状態です。
ツノガエルの色彩が成長と共に変化してくることは有名ですが、成長に従って背中の斑紋を縁取っている「縁取り色の幅」も成長とともに広がってくるのです。(少々見にくいかもしれませんが、画像の黒線で囲んだ部分です。)
ですので、ブラウン系のクランウェルツノガエルなどは、この縁取りの幅がベビーの頃から広いものは、濃い目のブラウンの地の色に明るめの縁取り色が、成長と共に広がることでブラウン系の迷彩服(アーミーブラウン?)のような色彩を持ったクランウェルツノガエルとなることが期待できます。
また、ペパーミントツノガエルは、その特徴的なペパーミントグリーンの地の色が非常に綺麗なツノガエルです。
ペパーミントツノガエルのように、美しいペパーミントグリーンの地の色が、成長した後も、より多く残って欲しいと思うツノガエルを購入する際には、「いかに背中の斑紋の縁取りが狭いか。」を良く見る必要があるでしょう。
■成長後の色彩を想像する楽しさ
今回、ご紹介したツノガエルを購入する際の着目点については、NUANCEの大津さんから教えて頂いたものですが、大津さんも「斑紋の縁取りが成長と共に広がるのは間違いないけれど、地の色そのものが変化することもあるのがツノガエルだから何とも言えない部分はあるんだけどね。」ともおっしゃっていました。
成長と共に色彩が変化するツノガエルではありますが、「斑紋の縁取りは成長と共に広がってくる。」という事実を知っていれば、ツノガエルを購入する際には、その成長後の色彩を頭に描きながら個体を選ぶという楽しみが増えるのではないでしょうか。
(注意書き)
上記のクランウェルツノガエルは別の個体です。
ベビーは我が家のクランウェルツノガエルの画像で、大きいクランウェルツノガエルはNUANCEで撮影させて頂いたクランウェルツノガエルです。