赤いベルツノガエル、赤ベルを探す!
2016/02/03
■ツノガエルの飼育開始に最適な季節
年度の切替えで、バタバタとした日々も落ち着き始める4月初旬、ゴールデンウィークの到来を指折り数えている方も多いのではないでしょうか。
まだまだ、日によっては肌寒い日もありますが、4月に入ると日々暖かくなってきていますので、ツノガエルを飼い始めようと思っていた方や新しい個体を迎え入れようと考えていた方には最適な季節がやってきました。
春よりも外気温がもっと高くなった初夏の方が、ツノガエルを飼い始めるのに適した季節ではないか意見もあると思いますが、個人的には非常に高温となってしまう日本の夏という季節と、大抵の場合ツノガエルはベビーから飼い始めるということを考えると、4月~5月ぐらいの時期から飼い始め、ある程度育て上げた個体で夏を迎えるというのが、よりベターなんではないかと思っています。
■ベルツノガエルの体色の変化
ご存知のようにツノガエルの体色は成長と共に変化します。
ベルツノガエルの場合は、あまり赤が発色していなかった個体に赤の発色が広がったりする例が多いようです。
左の画像は、我が家で飼い始めた頃のベルツノガエルです。ご覧頂くと分かるとおり、ほとんど赤の発色は無く、少々確認しにくいかもしれませんが、頭頂部の一部に少しだけ赤色が出ていました。
久々の登場ですが、こちらが現在のベルツノガエルの姿です。
光の当り具合で少々テカテカしているように見えますが、当初の頃の体色と比較して、赤色の部分が随分と多くなってきているのがお分かりになると思います。
■赤いベルツノガエル、赤ベルを探す!
私個人としては、以前、「究極のベルツノガエル」でご紹介したとおり、ほとんど赤の発色がないグリーン一色のベルツノガエルが素晴らしく美しいと思うのですが、ベルツノガエルにおいては、一般的に赤の発色が強い赤ベルといわれる個体が珍重され、ショップでの価格も高い傾向となっています。
こちらは昨年12月に開催されたNUANCEのツノガエル研究会で、参加された方がお持ちした個体です。
一般的にグリーンの地になる部分が、ほぼ全て赤い色をしています。正に赤ベルですね。
では、実際にここまで真っ赤な赤ベルを探すにはどうすればいいのでしょうか。
実は我が家のベルツノガエルの体色の変化にヒントがあったのですが、ツノガエル研究会にてNUANCEの大津さんにも確認したところ、「ベルツノガエルの赤の部分が成長に従って多くなる(広がる)ことはあっても、少なくなることはない。」ということです。
つまり、ベビー時代のベルツノガエルを選別する際に、「どれだけ赤が入っているかどうかが勝負」になるわけです。
ある程度育った個体で真っ赤な赤ベルを入手できる機会があればいいのですが、なかなかそういう機会に出会うことは厳しいと思います。
これからの時期、イベントやショップなどで比較的まとまった数のベビーを見る機会があると思いますので、その際に赤の発色がより広い個体を探し当てることで、将来有望な赤ベル候補を見つけられると思います。