ワイルドクワガタブリーディング
2016/02/14
■ワイルドクワガタの幼虫
すっかり忘却の彼方へいってしまったと思われる「素人親子のクワガタ奮闘記」ですが、実はしっかりとワイルドクワガタの幼虫は育っておりました。
産卵木の割り出しをした際には、爪の先ほどの小さな小さな幼虫でしたが、プリンカップに発酵マットを詰めた容器の中で約8ヶ月、ワイルドクワガタの幼虫は人差し指ほどの大きさになっています。
しかも、ほとんど何の世話もしていないにも係らず、死んでしまった幼虫は1匹もいないという丈夫さです。
■幼虫の姿でクワガタの種類を判定?
クワガタの幼虫を入れたプリンカップは、自宅の太陽があまり当たらない北側のベランダにステンレス棚を設置し、ダンボールの箱の中に入れておいたのですが、さすがに幼虫のサイズが大きくなってきましたので、今回は大き目の容器に発酵マットを新たに詰め直してあげることにしました。
容器の入れ替えの際に、クワガタの幼虫をマジマジと眺めてみたのですが、どの幼虫も目立った特徴がなく、クワガタの種類が別なのか同じなのか素人の私には全くわかりません。
オオクワガタのサイトを見てみると、どうも幼虫の顔というか歯(牙)の部分でクワガタの種類を判定できるようなのですが、特にオオクワガタとコクワガタは同じドルクス系のクワガタということでベテランの方でも、なかなか判定するのは難しいようです。
■無料配布の使用済み菌糸ビンと発酵マットで詰め替え
今回、クワガタの幼虫の容器を変更するにあたって、新しい発酵マットを購入すべく、子供達と近所の奈良オオクワセンター東京事業所へ行ってみると、店頭で使用済みの空になった菌糸ビンが無料配布されています。
クワガタの幼虫を培養する発酵マット容器の課題は、小バエ対策なのですが、この空の菌糸ビンのフタには、通気性を確保するためスポンジがフタと一体式になっているので、使用済みの少々汚れたものであっても、小バエ対策の万全さを考えると幾らかお金を出しても欲しい容器だといえます。
これ幸いと、お店では発酵マット10kgを購入し、無料配布されていた使用済み菌糸ビンを8本ほど頂きまして、新たなクワガタ培養容器を作成しました。
随分と大きくなったとはいえ、オオクワガタの幼虫ではないので1本の容器に2匹~3匹程度の幼虫を入れ、再び北側ベランダの日光が当たらない場所に設置しておきました。
■成虫になるまでのお楽しみ
我が家でブリーディングに成功したクワガタは、千葉県で採取したコクワガタのメスとヒラタクワガタかミヤマクワガタかは不明ですが、明らかにコクワガタのメスとはサイズの違うクワガタのメスの2種類です。
もっとも、卵を産んでくれたのがコクワガタのメスだけなのか、もう一方の大きいクワガタのメスなのかも分らない状態ですので、クワガタの幼虫達がサナギか成虫になってみないとクワガタの種類は分りません。
ただ、クワガタのブリーディングを初めてやってみた素人親子としては、「クワガタに卵を産ませ、幼虫の割り出しをし、その幼虫を育て、クワガタの成虫にする」という一連のブリーディング行為そのものにワクワクしています。
コクワでもミヤマでもヒラタでも、そんなクワガタの成虫が出てくるのか、今から楽しみでしょうがありません。
P.S.
菌糸ビンからキノコが生えてきてしまったオオクワの幼虫(長男が友人から貰ってきたモノ)も、菌糸ビンのキノコ密生で諦めてしまっておりましたが、無事にサナギになっている模様なので、こちらも楽しみにしています。