ツノガエルの体形判断は難しい?!
2016/02/14
■クランウェルツノガエルの普段の体形
メダカオンリーの食事から、乾燥イトミミズも食べてくれるようになったクランウェルツノガエル。普段の体型は、ふっくらとしたちょうどいい感じの体型になっています。
拒食気味だった頃には肌の色艶も少々心配になるようなクスミがある時もあったのですが、今ではそんな心配もすっかりなくなりました。あとは焦らずに今の体型を維持させるべく、成長させるだけだと思っていたのですが、先日、ある姿を目撃してしまったのです。
■クランウェルツノガエルの真の姿?
先日、乾燥イトミミズをクランウェルツノガエルの目の前に落下させ、反射的にくわさせるという給餌方法をとった時のことです。
乾燥イトミミズをパクッっと咥えたところまでは良かったのですが、飛び掛った瞬間に、お腹の中の空気か水かどちらか分かりませんが、お腹から抜けたのでしょう。クランウェルツノガエルのお腹が一気にしぼみ、ガイコツのような姿になってしまったのです。
ツノガエルの真ん丸体形は、お腹の中に肉や脂肪があって丸い体形になっているとは思っていませんでしたが、ベルツノガエルがベビーだった頃でも、ここまでお腹がしぼんでしまった姿は見たことがありませんでした。
お腹の空気か水かが餌を咥えた時に抜けてしまったのだということは分かりましたが、あまりの変わり果てた体形に、しばしボーゼンとしてしまいました。
■ツノガエルの体形判断はどこですべきか。
あまりの姿に固唾を呑んで見守っていると、乾燥イトミミズを飲み込んでいく過程で、少しずつお腹がプックラとしてきました。どうやら、餌と一緒に口から空気を取り込んで、少しづつ普段の体形へと戻っていくようです。
最終的には、普段の体形に戻ったので一安心したのですが、今回の出来事からツノガエルの体形判断をどのようにすればいいのか少々悩んでしまった、というのが正直なところです。
ツノガエルの全体的な体形を眺めながら、給餌量や給餌間隔を掴んできたつもりではありましたが、少し視点を変える必要があるようです。
2~3日考えた末に出した現時点での私なりの答えは、ツノガエルの腰付近にある腰骨の出っ張り具合で判断する、というものです。
説明するのは少々難しいのですが、ツノガエルの腰骨付近の皮膚が薄い感じで、あまりにも腰骨が浮いているような場合は、ちょっと餌の量が足りず痩せてきていると判断し、1回の餌の量を増やしたり給餌間隔を狭めてもよいのではないかと考えています。
基本的には、1回の給餌でお腹がパンパンにならない程度の量を、2~3日に1回という間隔をキープし、フンの出具合などを確認しながら餌を与え、腰骨が浮くような感じにならないようにすればいいのではないかと思っています。
「餌を与え過ぎることなく、適度な速度で成長させる。」
食欲旺盛なベルツノガエルを育てている時は、ほとんど意識したことのない概念ですが、最近はこんなことを考えるようになりました。ちょっと考え過ぎかもしれないですね。