実録はじめの一歩(拒食解消の糸口となるか?!)
2016/02/04
■食の細さを解消するために
ベルツノガエルのベビー時代と比較して明らかに食の細いクランウェルツノガエル・・・少しでも活性をあげるためにいくつかの施策を実施してみました。大したことではないのですが、できる限りのことはしてあげたいのです。
やってみてあげた事を順番に記述すると次のとおりになります。
まず昨夜のうちに、飼育ゲージ内の水量を少し増やして、体の3分の1ぐらいがしっかりと水に浸るようにしました。次に総合栄養補給剤であるネクトン-REPを一振りして、ビタミン浴と同じ状態にした後、マルチパネルヒーター の設定温度を少し上げ、約27~28度ぐらいになるようにして翌朝を待ちます。
■ちょっとした状態の変化
翌朝、ちょっとした変化がクランウェルツノガエルにありました。
いつもは、私が起きた時には瞳孔が非常に小さく、ウールマットに伏せるようにした姿で、いわゆる寝ているような状態だったのですが、今日は前足をしっかりとして起きています。「これは脈があるかも!」と思い、霧吹きがないので、温度25度(正確に計りました)の水に指先を浸して、ポタポタと背中部分に水滴を垂らし、少し落ち着かせるために10分ほど待ちました。
前夜からのビタミン、温度設定と、今朝の水滴による皮膚への刺激で少しは活性を高めることができたのではないでしょうか。
■ピンセット給餌はダメでしたが
期待に胸を膨らませながらピンセットにてメダカを与えてみましたが、前回と同様、どうも食べてくれません。ただ、前回と違うのはメダカが近くにやって来ても、目を瞑ってしまわないことです。ならば!と口の1cmぐらい前にメダカをおいて、メダカがピチピチと跳ねるのを待ちます。水量が少しあるので、メダカもピチピチと跳ねてくれるはずです。
ピチピチっ
パクッ!パクッ!
食べましたっ!自ら動いてメダカを食べてくれました!
まだベビーなので上手に捕食できないためか、一発で咥えるというわけではなかったのですが、見事にメダカの尾っぽを捕らえ食べてくれました。お腹の右側にある胃の部分が少し膨らんでいるのが確認できますでしょうか。
ピンセットでの給餌にはまだまだ時間はかかりそうですが、少し水量を多めにしてクランウェルツノガエルの目の前でメダカがピチピチと動けるような状態にしてあげることで自ら食べてくれるようになりそうです。これが拒食解消の糸口となってくれるといいのですが、まだ安心はできない状態です。我が家にクランウェルツノガエルがやって来て9日間。ちょうど3日に1匹のペースになりますが、衰弱しない程度の給餌量は確保できているのではないかと思っています。