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実録はじめの一歩(飼育用品の品定め・その1)

      2016/02/11

新たな同居人を迎えるために

自分への誕生日プレゼントとして、NUANCEさんから新たな同居人を迎えることになりました。迎える同居人はクランウェルツノガエルのベビーです。クランウェルツノガエルは現在の同居人であるベルツノガエルとは親戚のようなツノガエルになりますので、準備すべき飼育用品はほとんど同じです。
しかしながら、パネルヒーターひとつとっても機能やサイズに違いがありますし、飼育ゲージに至っては本当に色んなモノがありますので、先週末に改めてショップへ飼育用品の品定めに行ってきました。品定めの際の新たな発見(私にとってですが・・)などをご紹介させて頂くつもりですが、その前に一つ気がついたことを書かさせて頂きます。

ツノガエルを飼い始める際に留意すべき事項

ツノガエルの飼育方法を記述させて頂いた「ツノガエルを飼う<はじめの一歩パート1及びパート2>」では、ツノガエルを飼う時に必須になるものはヒーターと飼育ゲージであり、飼育そのものは手軽に始められる旨を記載させて頂きました。
もちろん、この記載に間違いがあるとは思っておりません。
ただ、以前からおぼろげに感じていたことなのですが、飼育を始めるにあたって一つだけ留意すべき事項が...

それは、「今後、飼育する両生類・爬虫類を絶対に増やすことは無いという決心が出来ているかどうか」ということです。

その決心が何に繋がるかというと、ヒーターをパネルヒーターのみとするか、今後も見込んで室内温室を当初から導入するか、ということです。
両生類・爬虫類用ガラス室内温室 ツノガエルの保温や湿度維持(特に冬季)を考えた時、やはり一番いい保温装置は室内温室になると思います。

もし、当初から複数のツノガエルや他のカエルなど飼うことを視野に入れているのであれば、室内温室の導入も当初から検討しておいた方がいいと思われるのです。

最初のペットにツノガエルを飼い始め、ビバリウムガイドなどの雑誌やインターネットの情報、あるいは餌を買いに行くショップにて他の両性類・爬虫類に接していくうちに欲しくなってしまうのは誰でも同じだと思います。

その欲求を自制することができるかどうか、そこが問題になると思うのです。

連鎖、私の場合

私は、現在、単身赴任先の住居と東京の自宅という二重生活をしているわけですが、単身赴任先には今回ツノガエルが2匹となり、東京の自宅にはカブトニオイガメ・ヒョウモントカゲモドキ・オオクワガタ、そして餌となるジャイアントミルワームなどがおります。

一番の古株であるカブトニオイガメは、完全水棲の小型カメということで、ショップでひとめ惚れをしてしまい、我が家の水槽のマスコットとして迎えました。
ここから連鎖が始まってしまうのです。

迎えたカブトニオイガメの飼育情報が欲しくてドロガメ・ニオイガメがサブ特集となっていたため購入した「ビバリウムガイド20号」のメイン特集は「角蛙百景」すなわちツノガエルの特集号でした。
この時点で、昔出会ったベルツノガエルが再び私の心の琴線に触れることになります。

カブトニオイガメの情報をインターネットで調べるうちにヒメニオイガメが欲しくなり、ヒメニオイガメが出品されているかもしれないとの思いで、当時、渋谷で開催されたHBMに子供と一緒に行きましたが、結果としては、ヒメニオイガメではなくヒョウモントカゲモドキのベビーを「長男の小学校入学祝い」ということで自宅に連れてくることになりました。
この時点で外に出しておくと夏の暑さと冬の寒さでは死んでしまう、ヒョウモントカゲモドキの餌であるジャイアントミルワームの管理も必要となりました。

次に単身赴任という生活環境の変化がトリガーとなり、「同居人」という位置づけで、心の琴線に触れたベルツノガエルを飼うことになり、今回は「自分への誕生日プレゼント」ということでクランウェルツノガエルを迎えることになりました。

飼育する個体はどうしても増えていく

私の場合は、現在、赴任地と自宅という具合に飼育場所が異なっておりますが、東京の自宅に戻ったならばカブトニオイガメの水槽は別にしても、オオクワガタや餌のジャイアントミルワームも含め、室内温室で一括管理した方が良いと思われる個体数になってしまっております。

私の連鎖と同様、当ブログでリンクさせて頂いている飼育者の方の多くが、飼育する両生類・爬虫類の個体や種類が増えていっており、室内温室での一括管理を導入する方が複数いらっしゃいます。
個別に揃えていったパネルヒーターなどをそのまま活用し、室内温室を導入するという方法を否定するつもりは全くありませんが、室内温室を導入するのであれば出力も高く安定した保温が可能な室内温室用のヒーターも含め、当初から室内温室を使っての飼育というものを視野に入れて検討した方が良いのではないかと思うのです。

あなたは、「今後、飼育する両生類・爬虫類を絶対に増やすことは無い」と断言できますか?
そうでなければ、一度、長い目で見て、最初から室内温室をセット で導入ということをご検討されるのも無駄なことではないという事を経験者からの助言とさせて頂きたいと思います。

  ⇒ 実録はじめの一歩(飼育用品の品定め・その2:パネルヒーター)

(関連記事:ツノガエルを飼う<はじめの一歩:パート1>、<はじめの一歩:パート2


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