再び登場!カブトニオイガメのカメ蔵
2018/09/22
■カメ蔵の住まい
東京の自宅にいる同居人であるカブトニオガメのカメ蔵ですが、前回ご紹介したところ、飼育環境全景のリクエストがありましたので、週末の今日、再び登場です。
ハッキリ申し上げて、とても見せられるようなものではないのですが、これが嘘偽りのない飼育環境です。画像のように水槽右隅に流木が配置(転がっているだけ)してある関係で、その部分にコケが生えているという有様です。キチンとコケも除去して綺麗にしてあげるべきなんですが、今の時期、このクラスの水槽を丸洗いするのはちょっと躊躇してしまいますので、こんな状態になってしまっています。
水槽は台所と居間を区切るキッチンカウンターの上に設置していますので、水槽はコトブキのダックス という背の低い水槽(45cm×20cm×19cm)です。濾過装置は、以前、テラリウムを構築していた関係でエーハイム2213 、照明はテトラ・スタンドライト2 という水槽のフチに取り付けるものではなく独立型のスタンドライトをマロニエの地のベルツノガエルと同様に使っています。フタについてはあまり追求しないで下さい。水槽付属のガラス蓋があるのですが、物置の奥にしまってありまして、なかなか出せない状態ですので100均で壁掛け用の網?を2つ買ってきてプラスチックバンドで結合させています。
■参考までに(ニオイガメの飼育環境の留意点について)
カブトニオイガメやヒメニオガメなどのニオイガメは、完全なる水棲ガメと言っていいカメですので泳ぎがとても上手です。ですから、飼育する際の水深は、なるべく水槽に目一杯の水量で飼ってあげて下さい。
カメ達が棲んでいる自然界を再現することは無理ですが、カメ達が棲んでいる自然界の川や池は、どんなに浅くても30cm以上の水深があります。水槽飼育で水槽の3分の1程度しか水を入れていない方が多いようですが、ニオイガメはタップリの水量で、泳ぐことができるぐらいの水深が理想です。少なくなくともカメが立ちあがった状態でも甲羅全部が水面下にあるぐらいの水深は確保してあげて下さい。私もあまり水深のとれる水槽ではないのですが、間違っても、甲羅の一部が水面から出てしまうような水深にはしないで下さいね。
甲羅の一部が出てしまうような水深で飼育していますと、水面から出ている甲羅の部分と水面下にある甲羅の部分が歪な成長をしてしまいます。
もう一つの留意点は、水棲ガメの飼育水はカメ達の飲み水であるという認識です。
頻繁な換水(週2回ぐらい)をしてあげるか、ちょっと贅沢と思われるような十分な濾過装置を設置してあげて下さい。もちろん、エーハイムなどのフィルターを設置していても、2週間に1回ぐらいは、半分~3分の1の換水はしてあげて下さいね。
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