特別出演<自宅の同居人その1:ヒョウモントカゲモドキ>
2016/03/01
■ベルツノガエルはお留守番
年末から元旦にかけては、子供達と一緒に新潟にスキーにいっていました。今日を含めて残り2日のお休みは東京の自宅でゆっくりと過ごす予定です。
ベルツノガエルは単身赴任先のマロニエの地でお留守番をしています。夏休みの時にはお風呂に薄く水を張った状態で約2週間近い間、お留守番をしてもらっていたのですが、さすがに年末年始のお休みにそんな技は使えません。
年末年始の約6日間のお留守番のため、飼育ゲージ内の水中モーターを停めて、ベルツノガエルが溺れない程度のタップリの水を貯め、キューブ水槽付属のガラス蓋をしておきました。ガラス蓋による蒸れの心配もありましたが、冬の時期の乾燥した空気を考えると大丈夫だろうと判断した次第です。
■自宅の同居人達
以前の記事で、東京の自宅にはヒョウモントカゲやレザーバックマスクタートル(カブトニオイガメ)が同居していることを書きましたが、東京の自宅に居る今日と明日の2回に分けて、自宅の同居人達を特別出演させようと思います。
同居人その1は、ヒョウモントカゲモドキの「ペロリ」です。ペロリは長男(現在、小学3年生)の小学校入学前祝いということで、幼稚園の年長さんの年の10月に、当時渋谷で開催されていたHBMにて購入したノーマル個体です。
もともとHBMにはヒメニオイガメが出品されていることを期待して行ったのですが、恐竜の子供のようなヒョウモントカゲモドキは子供達をくぎ付けにしました。最初は購入することを躊躇していたのですが、ブースのブリーダーの方が、息子が自分のペットとして飼いたいというのを聞いて格安にしてくれたことと、ジャイアントミルワームに餌付いているということが決め手となり、購入の運びとなりました。
その方曰く、「ジャイアントミルワーム単食では栄養が偏ってダメだと言われるがそんなことはないです。ちゃんとカルシウム剤とビタミン剤をダスティングしてあげればジャイアントミルワームだけでも大丈夫。この子もジャイアントミルワームだけで大丈夫ですよ。」との言葉が躊躇していた私の背中を押したのでした。
■ジャイミル単食で丸3年間、問題なし
ブリーダーの方に頂いたアドバイスを元に用意したのが、カルシウムwithビタミンD3 ウルトラファインパウダー というカルシウム剤と爬虫類のサプリでは超定番のネクトン-REP COLORというビタミン剤です。
購入した個体はハッチしたばかりということでしたので、約1ヶ月間ぐらいはジャイアントミル ワームに、この2つを交互にそれぞれ2回に1回の割合でダスティングして与え、半年ぐらい経ってからはビタミン剤の方を3回に1回ぐらいの割合で与えてきました。この方法でブリーダーの方が言っていたように本当にジャイミル単食で丸3年経ちますが、全く問題なく元気に成長しています。
■アルミホイル作戦はペロリの保温対策で産まれました。
このヒョウモントカゲモドキの飼育環境はニッソーのカラースリーフラットLF という40cm×25cm×17cmのちょっとランチュウ水槽のようなガラスケースにお得意のピタリ適温2号 を使っているのですが、商品画像を見て頂くと分るとおり、この水槽の底はプラスチックでフラットな面ではないんです。また、ピタリ適温2号の大きさでは、水槽の底面全体をカバーできません。そこで何とか保温面積を確保できないかと考えていた時に目についたのが台所のアルミホイルだったのです。
当時、私は愛車モンキーのエンジンに手を入れていた頃で、エンジンの冷却フィンをアルミ板でなんとか自作できないかと考えていた時でもあったので、アルミホイルを何層かに折り曲げピタリ適温と水槽の間に敷くことで、熱伝導の面積を増やすことと、フラットではないプラスチック製の水槽の底板を保温することを思いつき実践してみたのです。実践した結果は上々で、単純に水槽の下にピタリ適温を敷いた場合よりも確実に保温効果を発揮してくれました。
このアルミホイル作戦は、ベルツノガエルの飼育初期の頃、四隅に足があって直接プラケースの底面にピタリ適温の保温面をつけることの出来なかった100円ショップのプラケースで飼育した際にも実践し、今ではSJGの榎本さんなどにも活用して頂いているフィルムヒーターの保温面積の確保と熱伝導効率をアップさせる方法です。
■当面は単独飼育です。
ヒョウモントカゲモドキといえば、比較的容易にブリーディングすることが出来ますので多くの飼育者の方が様々な子を作出していますが、我が家の場合、長男がまだしっかりと面倒を見れていないようなので、当面はママのお許しが出そうもありません。
本当はペアリングさせて繁殖の様子を子供達にも見せたいのですが、「その産まれた子達をどうするのよ。ザリガニと違ってヒョウモントカゲモドキなんて友達にも簡単にあげられないし、そもそも産まれた子達を人に譲ることができるの?それに家にはまだ小さい子供(一番下の長女は1歳半です。)がいるんだから、爬虫類の寄生虫とかバイ菌だって万が一の場合を考えれば怖いでしょ!」と言われてしまうと答えに窮してしまっています。
まあ、ヒョウモントカゲモドキも寿命は10年以上とペットしては長寿ですから、ゆっくりと大事に育てていって何時かは繁殖をさせてみたいと思っています。