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スクラップ&ビルド

      2016/02/13

オオクワガタのペアリングを済ませ、産卵用にセットしたゲージにメスを移してから約2週間が経過しました。設置してある餌の状況の確認も含め、物置に安置した産卵用ゲージを開けてみました。

かなり期待を込めてゲージを開けてみたのですが、目に飛び込んできたのはカビが生え、かなりジメジメとなったマットと産卵木の姿でした。

オオクワガタの産卵セット 画像では確認しにくいかもしれませんが、ゲージの右側半分にかなりのカビが生えており、マットや産卵木などの状態も明らかに水分過多の状態です。産卵木にはメスにかじられた跡もなく、餌も殆ど食べられていない状態でした。

産卵用の環境セッティングに失敗したのか、はたまた未成熟のメスであったために産卵されていないのか、原因はどちらとも言えないですが、素人目で判断してもマット及び産卵木の水分が多すぎのようです。水分過多の原因は、産卵木に水分を吸わせ過ぎ、それをそのままマットで埋め込んだことだと思っています。

産卵の痕跡が見られない原因については、メスが十分に成熟していなかった個体であったことは十分に認識しながらも、今の時期、結論を出すのはまだ早計であり、わずかな望みをすてたくないということから、産卵セットの見直しを実施しました。

未産卵の原因はゲージ内の水分過多にあるとの仮説に立ち、一度、ゲージ内のマットを新オオクワガタの産卵用チップ 聞紙に広げ、天日である程度乾かすことにしました。マットを手に持って握った際に、握った形をそのまま維持できるような状態から、握った形の半分ぐらいが崩れ落ちる程度にしてみました。時間にして小1時間ほどマットを乾燥させた状態です。このマットと産卵木を用いて、再度、産卵用のセッティングを施し、メスをゲージ内に放ちました。

今回のスクラップ&ビルドで産卵してくれれば御の字ですが、10月中旬ぐらいになっても産卵している兆しがないようであれば、今年のオオクワガタの産卵は断念し、来年春に再度ペアリングと産卵に挑戦したいと思っております。

一方、子供達と野外採取したコクワガタのメスやミヤマクワガタと思われるメスを投入した産卵セットの方はというと見事に産卵木にかじりだされた痕跡があり、購入した本に載っていたオオクワガタが産卵した木の写真そのまんまでしたので、こちらは間違いなく産卵していると思います。こちらの方は来週、発酵マットとプリンカップを用意した上で「幼虫の割り出し」というものをやってみるつもりです。

話は変わりますが、発酵マットとプリンカップを買いに奈良オオクワセンター東京店に出向いたのですが、秋の一大セールをやっておりまして、中国産のホーペイオオクワガタのペアが980円(オスが50mm台)で販売していました。その他にスマトラ島かどこかのオオクワガタと同じぐらいの大きさのヒラタクワガタのペアなども安売り(確か680円)されており、かなり触手が伸びたのですが、国産オオクワガタのブリーディングが成功したら面倒を見ていられない!と自分に言い聞かせ、後ろ髪を引かれる思いでショップを後にしました。

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 - 素人親子のクワガタ奮闘記