ベルツノガエルの給餌量イメージ
2016/02/14
■ツノガエルに与える1回の給餌量
ベルツノガエルやクランウェルツノガエルに与える1回の給餌量については、いったいどのくらいの量が適切なのでしょうか。
ほとんどのツノガエルを飼っている方は、飼っているツノガエルの体長や口の大きさ、あるいはお腹の膨れ具合を見ながら試行錯誤をしているといった状態ではないでしょうか。
まず、「これ位なら大丈夫だろう。」という量から始めて、「これ以上の量だと、ちょっと消化不良が怖いから、ここまでかな。」といった感じで1回の給餌量を自分なりに決定しているのが実状ではないかと思っています。
■給餌量も一定の目安は必要
実際にベルツノガエルやクランウェルツノガエルを飼っている飼育者の感覚というのは非常に重要で、飼育期間が長ければ長い程、飼育者の感覚というのが一番良いのかもしれません。
しかしながら、ツノガエルに与える1回の給餌量について、「どれくらいが適当なのか。」と思い悩む方がいるのも現実のようですので、一定の目安というのも必要ではないかと思っています。
私が1回の給餌量の目安としているのは、カブトニオイガメやヒョウモントカゲモドキと同様に、「ツノガエルの頭の大きさ程度まで」としています。
具体的には、ベルツノガエルに与えている砂肝(カット済み)の画像をご覧頂ければ、その大きさ(量)のイメージが掴みやすいと思いますが、これくらいの砂肝を1回の給餌量として、給餌のスパンは1週間から10日に1度といった具合です。
また、成長期にあるツノガエルのベビーなどは1回の給餌量を頭の大きさの半分から3分の1程度の量として、2日に一度ぐらいのスパンにするなど、少なめの量を小まめに与えるのが良いと思っています。
■頭の大きさを1つの目安にツノガエルの状態をみて
ツノガエルは、その口と体形に象徴されるように、かなり大きな餌も飲み込むことが出来ますし、捕食行動も待ち伏せ型であることから1度咥えた餌は飲み込もうとする習性があるはずです。
こうしたツノガエルに与える餌の量を誤ってしまった場合に起こるのが、「消化不良による突然死」ということなのだと考えています。ツノガエルが餓死したという話は聞いたことはありませんが、餌の与えすぎで消化不良になり突然死してしまったんだろうという話はよく聞きます。
ツノガエルに与える1回の給餌量に悩んでおられる方は、ツノガエルの頭の大きさというものを給餌量の1つの目安として、お腹の膨れ具合やフンの有無など、ツノガエルの状態を見ながら給餌量を調節してあげるのが良いのではないかと思っています。