カブトニオイガメのベビー時代のレイアウト
2018/09/22
■カブトニオイガメは人気者
ベルツノガエルやクランウェルツノガエルなど、ツノガエルの飼育情報を提供をメインにしている「ハバネロの蔵」ですが、密かに人気があるのがカブトニオイガメのようです。
ハバネロの蔵訪問者の検索キーワードでも「カブトニオガメ」は、もともと比較的上位に位置していたのですが、8月に入ってからは「ベルツノガエル」や「ツノガエル」に続く第3位の検索キーワードとなっています。
■カブトニオガメのベビーは今頃が旬
この事象は、ちょうど夏の時期からハッチした500円玉サイズのベビーが店頭やネットで販売されますので、約5年前にカブトニオイガメのベビーに一目惚れをしてしまい、その特徴や飼い方などを調べていた自分と同様な方が多いためではないかと思っています。
両生類・爬虫類のネットオークションでは老舗と言えるビッダーズで「ニオイガメ」をキーワードにした一覧表示でも、楽天の爬虫類・両生類市場でも、可愛いカブトニオガメのベビー達が販売されていますし、私がカブトニオイガメのベビーを購入したのも夏の終わりの頃でした。
■泳ぎが達者なカブトニオイガメもベビー時代は万全を!
カブトニオガメなどのニオイガメ類は完全な水棲ガメといってよく、泳ぎも非常に達者なので水槽の水深はできる限りあった方が良いということを以前の記事にも書きましたが、カブトニオイガメもベビーの頃は、何か摑まったり小休止できるような、流木やちょっと大きめの岩などを配置してあげた方が良いかもしれません。
我が家の場合は、水槽の約3分1程度ぐらいを使って流木を組み込んだテラリウム部分があったのですが、カブトニオガメのベビーは時折、流木に摑まるような感じで水中や水面近くで小休止をしておりました。
カブトニオイガメのベビーであっても、水槽内を自在に泳ぎまわり、底を這うように小さなカメがゆっくりと歩くといった風情が殆どではありましたが、やはり、ベビーということを考えると何かに摑まることで小休止をしたり、ゆっくりと呼吸をするといった体勢が取れるようにしてあげた方が良いのではないかと思います。
■レイアウトの注意点
カブトニオガメベビーの飼育では、ベビーが小休止できるよう、水面近くまであるような大きさの流木や岩などを配置することをお奨めいたしますが、その際注意して頂きたいのが流木や岩などの配置場所です。
カブトニオイガメに限らないことではあるのですが、ベビーのカメにはまだまだ力はありません。そして水槽の壁面はガラスやアクリルでカメ達の足の爪もひっかからず、ツルツルと滑ってしまいます。
これらを考えると既にご理解頂けると思いますが、レイアウト用の流木や岩と水槽の壁に「中途半端な隙間」を作らないようにするのが水棲カメのベビーを育てる上で最も注意しなければならないことです。
カブトニオイガメのベビーは、レザーバックマスクタートルと言われるようにベビー時代の甲羅は特に尖り、レザーのような鋭さです。逆に言えば、それだけ中途半端な隙間に入ると引っかかり易く、溺れ易いということでもあります。小さなニオイガメが水槽内のレイアウトグッズと壁の隙間に引っ掛かり、溺れ死んでいる姿は誰も見たくないはずです。
カブトニオガメのベビーが小休止できるようレイアウトする流木や岩は水槽の壁との距離を十分に取れる真ん中に配置するか、水槽の壁との隙間をきっちりと無くせるよう大きなサイズのものと複数の小さなサイズの流木や岩を組み合わせて、落ち着ける環境を作ってあげて下さい。
(カブトニオイガメのカメ蔵のベビー時代については、餌などについても書かさせて頂きたいと思います。)
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