ツノガエルの健康な肌の色
2016/02/14
■ツノガエルの健康状態バロメーター
ベルツノガエルやクランウェルツノガエルなどのツノガエルや他のカエルを飼育する上でカエルの健康状態を日々見守ってあげることは、とても重要なことです。
餌食いの状態やフンの頻度・大きさなど、カエルの健康状態を我々が推し測る材料はいくつかありますが、その中で様々な飼育書籍に書かれていることは「カエルの皮膚の状態」です。
レッドレッグ病(赤足病)のように床材に接している体の下側の皮膚が赤く血が滲んでいるといったような、明らかな変化がある状態は、症例の画像などがネット上に掲載されているため分かりやすいと思うのですが、健康なカエルの皮膚の状態の説明として「つやつやとして色艶の良い状態」というのものが、果たしてどのような状態なのかというのは、ちょっと掴みづらいのではないでしょうか。
■色艶の良いツノガエルの皮膚
この「つやつやとして色艶の良い状態」という代物は、ツノガエルを飼い込むうちにだんだんと分かってくるものなのですが、ツノガエルを飼い始めたばかりの方には、なかなか厳しいものがあると思います。
私も獣医さんではないので、「この状態が良い状態なんです。」と断言できるほどの力量を持ち合わせている訳ではありませんが、1年間、毎日ツノガエルと顔をつき合わせていて、「おっ、いい感じ!」と思える皮膚の状態をアップで捉えることが出来ましたのでご紹介させて頂きます。
ツノガエルの脱皮直前のヌラヌラというかテカテカという状態は別ですが、普段のツノガエルの皮膚が「つやつやとして色艶の良い状態」と思えるのがこちらの写真になります。
クリックして頂くと画像が大きくなるので、より分かりやすいと思いますが、画像のような感じで皮膚表面に適度に水分がにじみ出ていて、つやつやと色彩鮮やかな状態が「色艶の良い健康なツノガエルの皮膚の状態」なんだと思っています。
逆にこの皮膚表面ににじみ出ている水分が少なく、ややくすんだ状態になっている(もしくはそう見える)時には飼育ケージを洗い、水換えをするようにしています。
■あなたの「目のチカラ」を信じましょう
比較的微妙な変化ですし、明かりの当たり具合でも見え方が違ってくるので一概には言えないのですが、火を入れている鉄の赤味具合でその表面温度を大よそ把握出来る鍛冶屋さんがいるぐらいなのですから、我々、人間の目というものもなかなかどうしてバカにはできないはずです。
「あれっ、ちょっといつもと違うな」とあなたが感じましたら、やっぱりツノガエルの状態に何かしらの変化が起きているはずです。飼育ケージの水換えや餌やりなど、何か忘れていないか立ち止まって考えてあげることを習慣つけていきたいですよね。