ハバネロの蔵

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オオクワガタの羽化完了!

      2016/02/14

はじめてのオオクワガタ幼虫飼育

「ハバネロの蔵」の中でひっそりと、控えめに進行しているコンテンツである素人親子のクワガタ奮闘記。昨年の夏に採取したワイルドクワガタを産卵させ、その幼虫が無事に大きく育っている様子は、先の「ワイルドクワガタブリーディング」にて掲載致しました。

ワイルドクワガタの幼虫とは別に、長男がひょんなことから友人から貰ってきたオオクワガタの幼虫と思われる幼虫も菌糸ビンにて無事にサナギになっていたのを確認したのは、約2週間前のことでした。
オオクワガタの幼虫を養成していた菌糸ビンにはキノコが大量に生えてしまっていたので、多分、菌糸ビン内は酸欠状態になってしまっており、クワガタの幼虫も無事ではないだろうと、半分はあきらめていたのが正直なところです。
しかし、予想に反してオオクワガタの幼虫は相当丈夫なようで、キノコにもめげることなく菌糸ビンの中でしっかりと息づいていたのです。

オオクワガタ新成虫確認後の我慢の限界

オオクワガタの飼育情報が掲載されているサイトを見てみると、基本的にサナギから羽化した後もオオクワガタは菌糸ビン内に自ら作った蛹室でジッとしており、自分で菌糸ビンから出てくるので、その時までジッっと待っている必要があるようです。
我が家の場合、長男がオオクワガタの幼虫がサナギのような茶色ではなく、黒色化している状態を菌糸ビンの外側から確認したと電話連絡してきたのが、丁度、1週間前ほどの七夕の頃です。
その時、息子に出した指示は、菌糸ビンのフタを空けた状態にして菌糸ビンごと飼育ケースに入れてケースのフタをしておくように、というものでしたが、更に1週間後の3連休に東京の自宅に戻った時にも、まだ菌糸ビンからオオクワガタの新成虫が出てくる気配がありませんでした。

既に黒色化を確認してから1週間は過ぎているということと、息子も自分もオオクワガタが羽化不全などもなく無事に羽化しているのかどうか、オスなのかメスなのか、気になってしょうがなくなってしまい、菌糸ビンからオオクワガタを掘り出すことにしたのです。

羽化したオオクワガタはメス!

オオクワガタの新成虫

オオクワガタの新成虫を傷つけることがないように割り箸を使って少しづつ菌糸ビンの菌糸を崩していきます。すでにオオクワガタの幼虫に食べられているためか、単純に菌糸が劣化しているためか、は分かりませんが菌糸はかなり柔らかくボロボロになっており、割り箸で崩していくのも簡単でした。割り箸でボロボロになった菌糸を崩していくとオオクワガタの新成虫が姿を現します。

我が家ではじめて羽化させることができたオオクワガタはオスではなくメスでした。まだ、あまり刺激を与えたくなかったので全体像の画像はありませんが、羽化不全もなく黒々とした良い個体です。長男はオスを期待しており少々ガッカリしていたようですが、「メスなら、今いるオスと交尾させればドンドン卵を産んでくれるじゃないか。」と言うと、すっかり満足した様子です。
無事に羽化を確認できたオオクワガタのメスは、菌糸ビンから出てくる前に掘り出してしまっているので、もう1週間は菌糸ビンの環境で暮らしてもらい、今週末にプラケースに移そうと思っています。
オオクワガタですから、やはり全長というか大きさというのが気になるところでもあるので、プラケースに移す際に正確なサイズを測る予定です。

コクワガタの幼虫がオオクワガタの幼虫になり、羽化したオオクワガタが卵を産んでくれるメスであったということは、我が家のわらしべ長者物語は今後も続いていくことになりそうです。


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