餌のせい?!ゆっくり成長クランウェルツノガエル
2016/02/14
■個体差?それとも種別差?
乾燥イトミミズの給餌が成功してから、エサをメダカから乾燥イトミミズにスイッチし始めたクランウェルツノガエル。
一度、乾燥イトミミズを餌と認識してくれてからは、順調に乾燥イトミミズを食べてくれていますが、少々、ベルツノガエルと成長速度が異なるようです。時系列の体長や体重のデータなどが無いので何とも言えないのですが、ちょっとクランウェルツノガエルの方が成長が遅いようなのです。
もともと、ベルツノガエルがベビーだった頃を比較して食の細かったクランウェルツノガエルですが、他にも思い当たることがあったりします。
■餌の絶対的な量は変わらないはずですが
ベルツノガエルとクランウェルツノガエルは、交雑種が作出できるほど種としては近いものですので、種別の差が起因して成長速度がゆっくりになるとは思えません。
また、ベルツノガエルがベビーの頃と今のクランウェルツノガエルに与えている餌の量が大幅に異なるかと言えば、立ち上げ期は別にして、乾燥イトミミズを食べるようになってからは、むしろクランウェルツノガエルに与えている量の方が多少多いくらいだと思っています。
■意識的に与えていない餌
では、何が違っているのかをよくよく考えてみると、クランウェルツノガエルには意識的に与えていない餌があるのです。それは何かというと、「田んぼのダルマガエル」です。
我が赴任先の近所には、それこそいたるところに「田んぼ」があり、そこにはツノガエルの餌にするには丁度いいサイズのダルマガエルが沢山いるのです。
ベルツノガエルには、この「田んぼのダルマガエル」を採取してきて田んぼにカエル達がいなくなる秋口まで与えてきたのですが、クランウェルツノガエルには意識的に与えていません。
理由は、田んぼのダルマガエルには確実に居ると思われる寄生虫の問題です。
生きている野性のカエルなら、仮にそのカエルの中に寄生虫が居たとしても特段問題にはならないはずという私なりの考え方は以前の記事にも書きましたが、長期的スパンで考えた時に何か「差」が出てくるのかどうか、少々心配でもあり、試してみたくもあったのです。
自然界では、ベルツノガエルやクランウェルツノガエルのベビー時代には共食いをして成長するとも言われておりますし、アマゾンツノガエルなどは「カエル食いのカエル」として有名です。
画像はカルシウムパウダーをダスティングした乾燥イトミミズを咥えた瞬間のクランウェルツノガエルです。
近所の田んぼからは、毎日、カエルの合唱が聞こえてきますが、クランウェルツノガエルにはちょっと我慢してもらおうかと思っています。