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「ヒョウモントカゲモドキとその仲間」が絶版

      2018/11/10

九州レプタイルフェスタが無事終了

両生類・爬虫類の各種イベントは、先にご紹介した九州レプタイルフェスタ(平成18年5月28日開催)を皮切りに、例年どおりであれば10月頃まで各地で開催されます。
今年の九州レプタイルフェスタは過去最高の規模となり、来場者も過去最高の750人となったそうです。また、今年は日本最大の両生類・爬虫類のイベントであった静岡の「Japan Reptiles Show」が開催されないようなので実質的に九州レプタイルフェスタが日本最大の両生類・爬虫類イベントということになりました。

九州レプタイルフェスタのホームページにある掲示板を拝見していると、喫煙場所についての課題提起がありましたが、イベント自体は大盛況のうちに無事終了したようです。

九州レプタイルフェスタの詳細な模様は【オールアバウトジャパン】専門家がガイドするテーマ別情報サイトの「ペット>爬虫類・両生類」でガイドの星野さんが詳しいレポートを掲載していますが、我々、ツノガエル愛好家にとって興味深いのが、「こういうイベントで見かけるツノガエルがベルツノからアマゾンツノガエルに変化していっている」というところでしょうか。

イベントの出展でアマゾンツノガエルが多く見られるというこは、ベルツノガエルやクランウェルツノガエルだけでなくアマゾンツノガエルもブリーディング方法が確立されつつあるということなのでしょう。
確かに、ここ最近、ビッダーズ のオークションでもアマゾンツノガエルのCBベビーが数多く出品されていますね。

ビバリウムガイドの冨水さんより

さて、そんな大盛況のうちに終了した模様が手にとるように分るのが、九州レプタイルフェスタの掲示板です。
ヒョウモントカゲモドキとその仲間 色々な方の書き込みがあるのですが、その中で両生類・爬虫類愛好家必読の雑誌「ビバリウムガイド」の冨水さんの書き込みの中で、トカゲモドキの飼育書である「ヒョウモントカゲモドキとその仲間 」が出版社で絶版になってしまったという記載があります。冨水さんが書き込みされたのが平成18年4月26日ですから、すでに現在出荷されているものだけになってしまったということなのでしょう。

我が家では東京の自宅で飼っているヒョウモントカゲモドキの「ぺろり」を飼い始めた時に購入しましたが、ヒョウモントカゲモドキばかりでなく他のトカゲモドキ類について乾燥気味にした方が良いのか、少し湿度があった方が良いのかなど、トカゲモドキの種類別に飼育法が書かれていて、今でも参考になる本です。

欲しいと思った時には購入できない絶版本

絶版本になったということは、少なくともそのうち新品の本が入手できなくなるということです。
ヒョウモントカゲモドキや他のトカゲモドキを飼育されている方や興味がある方は、今は必要がないと思っていても欲しい時に入手できないという状況に陥りますので、在庫があるうちに入手しておいた方が良いのではないでしょうか。

両生類や爬虫類の本、特に飼育書の類はマーケットの規模がどうしても小さく販売部数が限られていますので、良い本でも絶版になることが多い気がします。
「地上性カエル」などのように、我々飼育者にとってためになる書籍が絶版になるのは寂しいことですが、新しい情報が加味された新たな飼育書が出版されることを期待したいですね。


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