ツノガエルのベビー立ち上げのコツ
2016/02/14
■ツノガエルベビーの立ち上げでの気づき
拒食気味だったクランウェルツノガエルのベビーも最近はすっかりと安定して、メダカを食べてくれるようになってきました。
少し温度を上げたり、背中に水を滴らせたり、朝方にメダカを与えたりといろいろ工夫をしてきましたが、最近、ツノガエルベビーの状態が良いと思える時に、とある共通事項があることに気がつきました。
■ベビーの調子が良い時の共通事項
クランウェルツノガエルのベビーの状態が良くなったと思える時の共通事項というのは、飼育ケースの水分量の多さです。
我が家のクランウェルツノガエルはウールマット飼育で育てているのですが、当初は飼育ケース内に敷いたウールマットの表面よりも上に、水がこない程度の水を入れていました。感覚的には最初の同居人であるベルツノガエルの飼育ケースに入れている水分量と同じくらいにしていたのですが、どうもこれが間違いのもとだったようです。
クランウェルツノガエルベビーの食の細さを解消する方法として「メダカのピチピチ作戦」を実施してきたましたが、メダカをピチピチさせるために水分量を多めにする必要があり、結果として、これが効を奏したようです。
■考えてみれば当然のことかもしれません
我が家にやってきたクランウェルツノガエルのベビーは、オタマジャクシからカエルに変態した後、NUANCEさんで数回の餌つけをされてやってきたカエルになります。
カエルに変態した後、どのくらいNUANCEさんに居たのかは解りませんが、ついこの間までオタマジャクシとして水に囲まれた生活をしてきた訳です。
オタマジャクシからカエルに変態するという劇的な生態的変化を経て、肺呼吸をするカエルになったわけですが、やはりベビーのうちは水分量、あるいは湿度というものが重要な要素になるようです。
■ツノガエルのベビー育成のコツ
水分量を多くするのか、霧吹きなどで頻繁に補給してあげるのか、方法は色々あると思いますが、ツノガエルのベビー育成のコツは皮膚に対して十分な湿度を常に与えてあげることであると言っていいと思います。
「餌を食べてくれないカエルの活性をあげるためには霧吹きをすると良い。」ということは、カエルの飼育書にも書いてある定説ですが、カエルのベビー育成においては、餌を食べさせるためだけではなく、恒常的な湿度維持が必要なようです。