誤り判明!<温浴の温度とビタミン浴>
2016/02/11
■専門家(獣医さん)の貴重な情報
私がベルツノガエルの飼育にあたって実施してきた温浴の温度やビタミン浴についての記事を掲載したところでですが、KAZUP88さん(かえるとラッタッタ~♪)が獣医さんに確認したところ、温浴の設定温度やビタミン浴というものが誤りであることが分かりました。
詳細はKAZUP88さんの記事をご参照頂きたいのですが、「30度以上の温度での温浴はかえって具合が悪くなる」という旨と、「爬虫類とカエルは全く異なり、皮膚からどれくらいビタミンを吸収するかもわからないのでビタミン浴というのはやめておいた方がよい」という旨が獣医さんからのお言葉だったそうです。
■正誤表
具体的には以下のようになります。
「誤:私が実施している32度前後での温浴」
→ 「正:カエルに適温の水を取り替えることで十分」
「誤:温浴の際にビタミン剤を溶かしてのビタミン浴」
→ 「正:ビタミン浴が効果的という科学的根拠はなし。カエルに与える餌にまぶす、もしくはコオロギ等に与える餌(餌の餌)に気をつけて,餌そのものの栄養化を高める」
■お詫び
当ブログの記事を参考にして温浴の温度設定やビタミン浴をされていた方、本当に申し訳ありませんでした。
温浴の温度やビタミン浴など自分で良かれと思って実施していた飼育方法をご紹介したところですが、KAZUP88さんのおかげで獣医さんという専門家の貴重な情報を得ることができ、あらためて自分が実施していた飼育方法の誤りが判明いたしました。
獣医さんのご意見を踏まえると、私の温浴の記事にも書いたところですが、カエルのお通じが良くなるのは「温浴で暖められるから」というのではなく、「新鮮な水に浸ったから」ということではないかと考える次第です。また、「爬虫類とカエルは全く異なるのでビタミン欲というのもやめておいた方が良い」ということも、カエルにおけるビタミン浴の効果に関して科学的根拠がないそうですので、やはりそのとおりなんだと思います。
■飼育情報の共有化
今回、私が実施してきた飼育方法に誤りがあったことが判明したわけですが、KAZUP88さんの情報がなく、飼育しているベルツノガエルの急激な体調悪化等がなければ、今の飼育方法で、私はそのまま飼育していたことでしょう。短期的には問題がないように見えますが、寿命が10年以上というベルツノガエルの飼育を考えた場合、中長期的に悪影響を及ぼすことになったのではないかと思います。
今回のような貴重な飼育情報をカエルブログを運営されている皆さんとの交流を通じて積み重ねていき、状態良くツノガエルを飼育することのできる飼育情報の共有化を今後も図っていきたいと考える次第です。
貴重な情報を掲載して頂いたKAZUP88さんに感謝するとともに、当ブログの記事を参考にされて温浴やビタミン浴を実施されてきた方々に対し、深くお詫び致します。
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